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屋久島一周
南国(?)ポタリング主義!

ぽた家がなぜ屋久島に行くことになったかというと,それは
縄文杉に会いに行こう!とか,屋久島の神秘的な自然に触れたい!とか
そんな高尚な動機ではありません・・・。(^^;
ぽた郎がたまたま鹿児島出張で,
絶滅寸前のYS11に乗りたい〜
とぽた子さんが宣ったのがことの始まりでした。
てゆうわけで,さして意気込んで行ったわけではない屋久島でしたが,
やはり屋久島の大自然は雄大だぁ〜っ!
と,満喫して帰ってきたぽた郎&ぽた子でした。

ライン

■旅のデータ■

●日時: 2003年12月初旬

●交通:
・飛行機(日本エアコミューター
関西および東京方面から屋久島への直行便はありません。鹿児島空港からの乗り継ぎになります。鹿児島空港〜屋久島空港間の便は1日5便程度。結構あります。機体はすべてYS11。我が国が誇る往年の純国産プロペラ機。YS11は2006年ごろ引退予定だそうです。今回はこれに乗るのが主たる目的だったりして・・・。(^^;

・フェリー
鹿児島市から屋久島へはフェリー・高速艇もあります。時刻表はこちらからどうぞ。

●宿泊施設
・「民宿 花皐月(はなさつき)」鹿児島県熊毛郡屋久町安房1965-34/ 0997-46-3489/ http://www2.ocn.ne.jp/~hanastk/minsyuku.htm
空港からの送迎があるから,とうだけで予約したのですが,これが大当たり。料亭(焼き肉レストラン?)も一緒に経営している民宿なので,とにかくごはんがおいしいっ! マスターも気さくで毎日一緒に飲んで騒いで楽しい宿でした。屋久島に行く方はゼヒおすすめ。

●サイクリングマップ

●島一周について
屋久島は一周約100kmです。今回,ぽた郎&ぽた子は頑張って一日で一周してきました。特にぽた子さんはこれまで一日で走った距離としては最長記録! いや〜,頑張った頑張った。

距離的には100kmと,軟弱者でもまあなんとか一日で走れなくもない距離ですが,アップダウンが多く,ちょっとしんどかったですね・・・。ハッキリ言って,「島一周」ではなく「山一周」ってカンジです,ハイ。これは覚悟して行った方がよいです。

屋久島は九州最高峰1,935mの宮之浦岳を頂くということは有名ですが,海沿いの一周道路も決して平坦ではなく,ひたすらアップダウンの繰り返しです。とくにアップダウンがキツいのは,西部林道と北部の宮之浦〜永田間です。西部林道は最高地点が標高400mくらいありますので,峠越えだと思って攻めたほうがよいでしょう。宮之浦〜永田間は標高差は100mくらいですが,集落(港がある海辺)から集落への道は必ずと言ってよいほど岬越えになり,これでもか!っちゅうくらいアップダウンの連続でうんざりします。反面,南部の粟生〜安房間や東側の安房〜宮之浦間は比較的(あくまで比較の問題ですが)登り下りもキツくなく,それなりにしんどくなく走れるルートです。

事実,出発直前,宿のマスターが「島を回るんだったら,時計回りでなく反時計回りの方が絶対いいよ。後半に宮之浦〜永田のアップダウンをもってくるとシンドイから。」とアドバイスしてくれました。実際,その通り行ってみて大正解。ただでさえ登りのキツい西部林道をクリアして,またアップダウンが待っていたらこりゃかなわんわ〜,と思いながら,軟弱者のぽた郎&ぽた子はヘロヘロと永田あたりの坂道を漕いでました。もちろん,脚力に自信のあるアスリートの方なら,余裕で時計回りOKだと思います。(^^)

以下に,安房をスタート&ゴールとした行程表を記します。距離はMapFun6のルート計算機能を用いて計測した値です。時間は今回ぽた郎&ぽた子が走った履歴ですが,これは軟弱すぎてあんまし参考にならないですね・・・(^^;。ちなみにいろいろ寄り道したので手持ちのサイコンでは総距離は109.9kmでした。平均時速は14.9km/h(平坦なところはだいたい20km/h,登り坂は6km/hぐらい)。ぽた郎&ぽた子としては頑張ったほうですが,ロードなど乗り馴れてる方はもっともっと速く走れると思います・・・。

地点
距離
積算距離
時刻
走行時間
積算時間
安房
17.6 km
---
06:50発
1h20m
---
宮之浦
17.6 km
08:10着
1h20m
21.3 km
08:26発
1h49m
永田
38.9 km
10:15着
3h09m
5.3 km
10:24発
33m
屋久島灯台
44.2 km
10:57着
3h42m
15.8 km
11:30発
1h41m
大川の滝
60.0 km
13:11着
5h23m
6.7 km
13:34発
30m
中間
66.7 km
14:04着
5h53m
13.7 km
14:07発
1h15m
尾之間
80.4 km
15:22着
7h08m
4.3 km
16:05発
20m
トローキの滝
84.7 km
16:25着
7h28m
11.2 km
16:38発
42m
安房
95.9 km
17:20着
8h10m

●白谷雲水峡およびヤクスギランドのルートについて
白谷雲水峡は標高約700m,ヤクスギランドは標高約1,000mの地点に位置しています。そこまで自転車でヒルクライムするのは・・・,お好きな人はゼヒどーぞ(^^;。軟弱者のぽた郎&ぽた子はそんなことようしません・・・。というわけで,超軟弱な手を使いました。すなわち,宿の方に車でそこまで送ってもらったのです。これは便利〜。超ラッキー(^^)v(^^)v。そのようなツテが無い場合は,路線バスかタクシーで上まで上がることになります。白谷雲水峡およびヤクスギランドへの路線バスの情報は,こちらのサイトが詳しいです。路線バスは特に冬期(12月〜2月)運休になりますので,要注意! タクシーは結構高いです。片道だけの場合は回送料も必要になるそうです。詳しくはこちらのサイトを。

●交通量について
なお,気になる交通量ですが,ぽた郎&ぽた子が屋久島に行ったのがシーズンオフの12月だったんで,あまり参考にならないかも知れません。島の一周道路は全体的に交通量は少なく,西部林道に至っては殆ど対向車もない・・・という寧ろ心細い状態でした。シーズン中はもっと車も多い,と土地の人は言ってました。もっとも,西部林道以外は比較的路肩も広い2車線道路で路駐も殆どありませんので,車道を走るのには特に危険はないと思います。

白谷雲水峡やヤクスギランドへのルートも同様に車は少なかったです。特にダウンヒル時は夕方だったので,その時間に登っていく車は殆どありません。ゴーカイにあまりブレーキをかけず,ダウンヒルが楽しめました(^^)。しかし,これもシーズンオフだからだと思われます。シーズン中ともなると,路線バスや大型観光バスが頻繁に通ることが予想されます。一部センターラインなしの一車線区間もあり見通しも決して良くないカーブが続きますので,シーズン中のダウンヒルはあまりオススメできない・・・と,とりあえずこのページでは申しておきます。

●天候・その他
12月中旬で昼間は約14度と暖かかったですが,朝夜はかなり冷え込みました。防寒は必要です。また,屋久島は「一月に35日雨が降る」と言われています(おおもとの出典はどーやら林芙美子:「浮雲」だそうです)。これはあながちオーバーな表現ではなく,島の南は晴れても北は雨,朝は晴れても夕方に雨,などと一日に必ず島のどこかで雨が降ってたりします。たまたま雨に降られなければそれはそれで確率的にラッキーかもしれませんが,屋久島が毎日そうだと思わない方がよいでしょう。というわけで,雨具は携帯必須です。レインコートやウィンドブレーカーなどは必ずリュックの中に入れて走りましょう。

一周する時,昼ご飯を買う場所に意外と困りました。登山者用のお弁当屋さんは安房や宮之浦に多いのですが,開店時間が早朝の4:00頃〜7:00頃まで,という感じですので,ご注意を。パン程度なら集落には個人商店が必ずあるので買えますが,それ以外はコンビニなども殆どありません(宮之浦に一軒あるけど,ぽた郎&ぽた子が行ったときはおにぎりが全部売り切れで,結局パンしか買えなかった・・・。(;_;))。登山用弁当を用意してくれる民宿も多いので前日に予め頼んだ方が良いと思います。

なお,今回,ぽた郎&ぽた子は飛行機輪行のため火器(プリムスのバーナーなど)を持ってくのを諦めてしましましたが,これは大失敗。なぜって,屋久島の空港の売店でプリムスのガスボンベ売ってました(笑)。これはよく考えれば当然といえば当然で,屋久島にはアウトドア派の人が沢山行くんだから,みんな使うよね・・・。ということで,火器は持って行っても大丈夫です。もちろんボンベは飛行機に持ち込んじゃダメなので,屋久島空港で買いましょう〜!


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