●いざ【中西】へ　
４時半に高松到着。
５時まで営業している店はあったけど、弊店間際のうどん屋へ行くよりも、５時半開店の［中西］を選びました。

船内で知り合った大阪在住で高松出身のサイクリスト岡さんに先導していただき、Ｒ１１、Ｒ１９３を南下して５時半に［中西］に到着し早速店内へ。

中西

いきなり初セルフ店の我々に待ち構えていたのは、３種類の丼でした。

店のおじさんに、素人であることを即座に見抜かれて「大はその丼、中はその丼、小はそっちの丼や、丼持ったらこっちに来て」などと言われ小の丼片手にうどんを入れてもらった、金を払って（１８０円）からも「そこで麺湯がいて・・あーまだや、まだや、もうちょっと湯がいて」「だしは暑いのがそっち、冷たいのがあっち」最後まで指示されっぱなしでした（汗）。

中西のうどん

出汁は色の薄い讃岐特有のものでしたが、今回食べた中で一番味は濃かったです。

レスラーは「こんなに朝早くからやってお客さんくるのかなぁ」などと要らぬ心配をいていましたが、「おはようさんー」威勢のいい声が連発しうどんを食い終わる頃には店は一杯でした。

●てんぷらも美味しい【山下】　
一杯食い終えて、目指したのは坂出の［山下］です。Ｒ１１をひたすら西へ。
岡さん帰るのかと思ったら、実家に荷物を置いてもう一軒付き合ってくれるそうで一緒に坂出まで走りました。一時間ぐらい走ったでしょうか、あの［西ハウス］を発見！

次の交差点を左折して、路地を走ると土手沿いの空き地に置いてあるドラム缶にうどんの旗が・・西ハウスの裏ぐらいやし、ここや！と思ったんですが、うどん屋らしき建物は無いので辺りを散策しましたがすぐに解らんかったです。
「全店制覇攻略本２」を取り出し店の写真を見てみたら解りました、

（写真が無かったら解らなかったような気がします、今考えると家の前に自販機が置いてあるのも怪しいですが、屋上の犬が吠えるので近づけなかったし・・まあ、昼時ならすぐ解るのかもしれませんね。）

山下

しかし、開店は８時、今は７時半、レスラーが店内の様子を見に行ったりしていたら、おばさん１５分早く開けてくれました（笑）。

今度は私冷たいやつの小をチョイス、うどんはモチモチしていてとても美味かったですよ、出し汁は讃岐にしては珍しく濃い口醤油でした、坂出が誇る醤油なのか？とても美味かったです。

山下のうどん

店内にいたおばさん２人は、天ぷら、おにぎり、などの準備に追われておられました。
あまりの匂いに負けたレスラーは大きな海老のかき揚げに手を出していました。横からつまみ食いさせてもらったら揚げたてでとても美味かったです。

天麩羅に火がつき我慢できんようになって、おねだりして竹輪も揚げてもらった、これも激ウマでした。
普通の竹輪ですが、家で竹輪の天麩羅食ったらこんな感動的美味さはありませんね。きっと、やっぱりロケーションが思わせるものでしょうか？

激ウマの竹輪

下の店内写真にも写っていますが、店の中には猫がいましたよ。
最初動かないので全然気づきませんでした、屋上の犬は名前教えていただいたけれど忘れちゃったです、きっと動物がお好きなオーナーでなのしょうね。

山下の店内

●コシが強い【がもう】　
今回最大の目的である谷川米穀店へなんとしても１１時までに着かねばならない！我々は９時開店の［蒲生］へ行くかどうか迷いましたが、レスラーが「近いのなら店だけでも見ていこう」と言うので賛同し、蒲生へ向かいました。
９時からの営業のはずが８時半ごろ行ったらもう客が表で食べてはりました。

がもう

１００円払って小の冷たいやつを食べました、冷たい出汁は何処に・・・
「熱いのはそっちの、冷たいのそこの！」親父さんからすばやい指示が・・
色の薄い出汁だがきっと味は濃いであろうと判断した私は、ざっとうどんにかける程度にしておいたら、肩口で「うん、そんなもんで良い」と親父さんの声が（笑）
忙しいのに完全にド素人であることを見破られ目をつけられていたみたいです。 さてうどんはものすごいコシ！噛み切れんぐらいでした、出汁はイデ（写真）がありましたが、無論全部飲んでしまいました。

がもうのうどん

イデ

ぽた子註：「イデ」って分かりますか？あやの宮氏に問い合わせたところ、「用水路みたいなもの」（新潮文庫版「恐るべしさぬきうどん」p.83）だそうです。この写真の主役はドラム缶ではなくて、その下の溝「イデ」です。「恐るべし・・」によると、残しただし汁をイデに捨てる人が多いのです。本当はドラム缶横のバケツに捨てるみたいですが。