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初の海外ポタ!
韓国済州島一周・軟弱センチュリーラン

 

 

ぽた郎&ぽた子の初の海外ポタです。
そもそもぽた郎の仕事のついでに
済州島に行くことになったんで,
直前まで自転車持っていこうかどうしようか悩んでました
まあでも,仕事終わったらそのまままとまった休みがとれるんで
済州島でゆっくりしてこれるし,やっぱり自転車持っていこう!
ということになりました。

ガイドブックで見てみると,済州島は一周180km。
おお?センチュリーランか?
と構想(妄想)が一瞬頭をよぎりましたが,
そこはまあぽた郎&ぽた子のこと。
まあ3日もあるし,のんびり3日かけて一周しよか〜。
と,結局,軟弱に走ることになりました。(^^;

(註:「センチュリー」とは100マイルのことです。
一日で100マイル=160km以上を走っちゃおう,
という体力絶倫のひとびとがするのが,いわゆるセンチュリーランです。)

実はこれが正解。
済州島はただ走るだけではもったいない。
あちこち可能な限り寄り道して走って来ました。
言葉も通じないのに地元の食堂に寄りまくり。
名もない集落の路地裏を迷走しまくり。
韓国の文化(特に食べ物!)に十二分に触れた旅でした。(^^)(^^)
  

 ただいま暫定開業中。 

 

 

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 ■旅のデータ■ 

 

●日時: 2002年7月上旬

●航空機
 大阪(関空)−済州島,成田−済州島など,日本の主要都市から済州島までは直行便が出ています。関空からだと1時間10分ぐらいです。ただし,直行便はどの都市からも週に2〜3便程度しか出ておらず,曜日に要注意です。ぽた郎&ぽた子は比較的直前にチケットを取ったため直行便が取れず,釜山経由便で行きました。釜山の空港は国際ターミナルと国内ターミナルが別棟になっており,自転車を抱えての移動はシンドいです(国際便→国内便の乗り継ぎなので,当然手荷物もいったん全て降ろされます)。やはり直行便の方がラク。

 なお,飛行機輪行の情報に関しては,こちらのページをご参照下さい。  工事中です 

●宿泊施設(ホテルについての感想・詳細情報はこちら。)  工事中です 

  • 一泊目:「チェジュ・ロッテホテル」(中文観光団地)
  • 二泊目:「ホテル・イルチュルボン」(城山)
    • 日本語はまったく通じません。片言の英語なら通じます。ロッテホテルのコンシェルジュに頼んで電話をかけてもらって予約しました。
       
  • 三泊目:「チェジュ・KALホテル」(済州市)
    • いちおう高級ホテルですが,スタッフの対応はちょっと雑な感じ・・・。ほとんどのスタッフはある程度の日本語が通じます。日本から電話で予約しました。
       
  • 備考:済州島には民泊(ミンパク)がかなりたくさんあります。いわゆるペンション風の小洒落た清潔感のあるものも多く,もしカタコトでも韓国語がはなせれば,現地で予約なしで飛び込んでもよかったかも知れません。逆に「ホテル・イルチュルボン」のようなツーリストホテルは商売っ気がなく,設備もボロくてしょぼかったです。次に行くときは絶対,民泊だ〜っ!

●サイクリング・マップ


 韓国の地図は著作権フリーのものが見あたりませんでした・・・。ということで,地図をトレースして自分で描きました。(^^; 結構イイカゲンなんで,およその目安程度に見てください。詳細な地図は,「るるぶ」「まっぷる」などのガイドブックをご覧ください。また現地では,空港カウンターで大きい観光地図を入手するとよいでしょう。日本語(漢字)の地図もありますが,できればハングルと英語が並列表記してある地図の方が標識と見比べる場合に便利です。

 ぽた郎&ぽた子は済州(チェジュ)市を出発点として,反時計回りに3日かけてゆっくり観光しながら島を一周してきました。行程は・・・,

    • 第1日目:済州(チェジュ)市 → 中文(チュンムン)観光団地 約90km
    • 第2日目:中文観光団地 → 城山(ソンサン) 約70km
    • 第3日目:城山 → 済州市 約50km

という具合です。

 済州島は国道12号線という一周道路が島をぐるりと取り巻いております。これを走ると約180kmセンチュリーランができます。ただし,12号線は海岸部でなく,ちょっと内陸の丘陵地帯を貫いてますので,ここだけ走ると海は殆ど見えません。景色はかなり単調です。全体的に道はほぼ平坦ですが,全体的にだらだらとしたアップダウンが延々と続き,軟弱者のぽた郎&ぽた子にはちょいとキツかったです。アスリートの方だったら,「単調にならない適度な勾配」だと思いますが。(笑)

 海岸沿いには,その名も「海岸道路」と名の付いた観光用にきれいに整備された道がところどころあります。また,集落は海岸部に点在していますので,集落を通る旧道も存在します。(現12号線は集落を避けてバイパス的に造られてる。)というわけでぽた郎&ぽた子は可能な限り海岸よりの脇道にそれて回り道してきました。手持ちのサイコンで,3日間合計距離は219kmでした。


国道12号線はこんな感じで非常に整備されてる区間が多いです。
やはりワールドカップ特需なんでしょうかね〜。
海岸沿いではなく,丘陵地帯を這うダラダラ坂の多い道です。

●交通事情

 道路事情は,結論から言うと,初心者や軟弱者でもかなり走りやすい道でした。韓国の道路を自転車で走るのは危ない,と指摘されたこともありますが,本土の方はいざ知らず,済州島に関しては全くそんなことはありません。非常に安心して楽しくサイクリングができる島である,という良い印象を持って帰ってきました。(ただし,済州市内だけはやっぱり交通量が非常に多く,車の運転も荒く,結構コワいです。ご覚悟を。)

 しかし,比較的安全とはいえ,日本人が自転車で走行するにはいくつかの注意点が必要です。まず一点目は,済州島の幹線道路はそのほとんどが制限速度80km/hである(!)ということ。これは日本の高速道路に横断歩道があって自転車も路肩を通れる,みたいなイメージでお考えください。これはコワい。(^^; 田舎の方にいけば一車線で制限速度60km/hくらいになりますが,拡張工事が終わった二車線区間は要注意です。もうひとつは,右側通行であるということ。あたりまえですが,日本と逆。特に交差点で曲がる際は要注意。ウッカリ逆レーンに入るとほんまヤバいです。また,左後ろから迫ってくる後続車を意識しながら路上駐車を左側に迂回する,という作業も頭ではわかっててもかなり神経使います。いずれも慣れた頃が一番あぶないのでくれぐれもご注意を。


「道路を渡るときは右見て左見て・・・」と小学校の時習いませんでしたか? 
日本人には恐ろしいほどインプリンティングされてるハズです。
それは韓国ではスッパリ忘れましょう。まず「左見て!」です。ハイ。(笑)

 全体的には,ワールドカップ特需のせいかどうかはわかりませんが,道はかなり整備され,新品同様でした。12号線などの幹線道路にはたいてい自転車も通れる幅広い歩道も整備され,安全に走れます。ただし,歩道は一部段差が多いところもあり,尖った小石もたくさん転がってるので,ロードにはここを高速走行するのは不向きです。(事実,現地を走っているサイクリストはほとんどがMTBでした。)ロードの場合は,時速80km/hのバスやトラックと一緒に車道を走るしかないですね。。。(笑) ぽた郎&ぽた子はできるだけ歩道を使ってゆっくり走ってきました。


幹線道路の路肩にはこんな感じで広い歩道がついてます。
日本でもおなじみのタイル歩道もありますが,
そちらは段差がきつく減速を余儀なくされます。

このように,歩道が全くない区間も(若干ですが)
存在します。ここでも車の制限速度は80km/h・・・。
交通量は少ないものの,やっぱコワいです。(^^;

 なお,国道12号線の沿線にはコンビニや自販機は全く存在しません(市街地に行けば日本でもお馴染みの「ファミマ」がようけありますが・・・)。海岸道路や旧道に入ると,小さなスーパーやおみやげ屋がありますが,すぐに見つかるとも限りません。水や補給食はあらかじめ済州市内や西帰浦(ソギポ)市内など大きな市街のスーパーで購入していった方がよいと思われます。なお,ミネラルウォーターは500mlのものが,スーパーだと400ウォンで買えます(だいたい10ウォン=1円とお考えください)。観光地のおみやげ屋に行くと1,000ウォンくらいまでボッたくられます(それでも日本より安いですが)。やはり市街地で仕入れていった方がよいかと思われます。

 最後に治安ですが,非常に安全です。済州島は元々「三無島」とも呼ばれており,泥棒・門・物乞いがないそうです。実際,市街はともかく田舎へ行けば,駐輪などもあまり気を使わなくても大丈夫なようでした。出会った人々もみなよい人ばかりで,言葉が全く通じない我々にも親切に道を教えてくれたり,食堂のメニューを(身振り手振りや現物指さしで)教えてくれました。ぽた郎&ぽた子は一週間近くの滞在でトラブル等も全くなく,非常によい思いをして帰ってきました。是非また行きたい島です。

●旅日記
  さてさて,ではでは,しゅっぱーつ。(次ページへ。) 

 

 

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作成日:2002年8月20日
最終更新日:2002年8月27日

 

 
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